住まいづくりブログ
2020/07/17
家づくりでの優先順位
投稿者:株式会社ウッドフレンズ/二ホンのくらし
何度も経験できない家づくり。
「おしゃれなカフェのようなキッチンにしたいけど、価格は抑えたい」、「BBQのできる空間が欲しいけど、広さが足りない」などなど。
予算・間取り・設備・性能などすべての希望をかなえるのは難しいですよね。
家づくりでは、何を優先すれば良いの?
皆さんが一番悩ましいのは、”何を優先したらいいの?” ということではないでしょうか?
何を優先すべきか、何を優先したらよいかは人それぞれです。これを優先すれば間違いなし!というものはありません。
家族で、何を優先すべきか話し合う事が重要ですが、参考までに、一つのパターンをご紹介したいと思います。
替えやすいもの? 替えにくいもの?
たとえば、パソコンを買おうとする場合。
格安だけど本体の性能が劣っていては、最新のソフトを快適に使用することはできません。逆に、性能が良すぎると高価になり、「そこまでの性能が必要なのか?」ということになります。ソフトや付属のパーツ・部品は、簡単に追加・変更ができますが、パソコン本体は、そんなに簡単に買い換えできませんよね。
実は、家づくりも同じなんです。
壁の仕上げ材や設備などの表に出て見える部分は分かりやすく、優先順位の候補になりやすいですが、完成したら隠れてしまう構造・性能の部分は、実際に何年か住んでみないと不満点は分かりにくいものです。
①構造・性能・・・基礎、柱、梁、断熱材など
②仕上げ・・・フローリング、壁、天井、外壁など
③水廻り設備機器・・・キッチン、お風呂、洗面台、トイレなど
住み始めて数年後、「冷暖房の効きが悪い」などの理由で、サッシや断熱材の改修工事をやろうと思っても、お金をかければ出来ない事はありませんが、現実的ではありません。
しかし、壁の仕上げなどは、比較的容易に変更工事が可能です。
また、水廻りの設備機器は、機械なので寿命もあり、いずれ交換しないといけない場合も出てきますし、壁などの仕上げほどではないものの、比較的容易に対応可能です。
将来を見据えた家づくりを!
生活スタイルや家族構成、子供の成長などの環境の変化によって、必ずしも現在と将来の住まいに対する優先順位が一致するわけではありません。
だからこそ、出来あがってしまうと見えなくなり、簡単に替えがきかない”構造=性能”に目を向け、先を見据えた住まいづくりをご計画して頂きたいと思います。