前人未到の29連勝という記録を作ったプロ棋士の藤井聡太4段は、幼いころスイスの『キュボロ』という木のおもちゃで遊んでいたそうです。
このおもちゃは、立体パズルのようにビー玉が転がる道をつくることで、想像力、集中力、先を読む力などを養うことができると言われています。一時期、人気沸騰で売り切れになったそうですが、そろそろ手に入るかも知れませんので、ご興味のある親御様は、ご検討されてみてはいかがでしょうか?
最近はいろいろな種類のおもちゃ・ゲームがありますが、昔からある木製のおもちゃは、手触りの良さや口に入れても安心などの理由で、今でも人気となっています。
木のおもちゃがこれだけ長く愛されるのは、木が自然素材で口に入れても安心という事や、耐久性の高さなどが理由として考えられます。
また、積み木などに代表されるようにシンプルな形状、デザインのものが多いので、遊ぶほどに、想像力や表現力も身に付いてくる、という教育上の理由もあげられます。
色々な素材のおもちゃがあふれる中で、長期にわたって支持されているというのは、木であればこそ、と言えるのではないでしょうか?
このように、木は様々な場面で使用されており、私たちにとってはとても身近な存在です。
自然由来の材料であるというところが、日本だけでなく世界中で重用される材料であるという大きな理由ではないかと思います。
住まいづくりにおいても、木の良さが認識されており、日本の戸建て新築住宅の約6割は木造となっています。
私たちは、ニホンのくらしでご提案している「国産ひのきの家」などの、木の素材感を活かした住まいづくりの良さをお伝えしていきたいと思います。
ところで、話しは変わりますが、上の写真の丸いものは何かお分かりでしょうか?
これは、自作のオセロです。
木の素材感を活かし、木が本来持っている色のままに、白と黒のコマを作ってみました。
大きさは、オセロの由来でもある牛乳瓶のフタのサイズに近づけてみました。仕上げには、天然素材の蜜ろうワックスを軽く塗ってあります。
やはり、市販のプラスチックのコマよりも、手触りや風合いが全く違うので、単なるゲーム以上の価値が生まれたのではないかと思うほどです。
今後盤も作ろうと、現在試行錯誤中ですので、いずれご紹介できると思います。
木というのは、こんなことも簡単に出来てしまうほどの扱いやすい素材です。
また、最近はDIYブームで、色々なものを自作してSNSを通じて互いに刺激を受けながら、中にはプロ並みの腕前の人もいるようです。
こんなニーズにも対応できてしまう巾の広さも、木の良さではないでしょうか?