耐久性
材料の選定や設計のしかた、維持管理の善し悪しなどで耐久性は変わってきます。性能を維持しながら、劣化を極力抑える工法を採用することで、永く暮らしていただける住まいをご提案いたします。
基礎構造
建物全体の重量を面で支えるベタ基礎を標準採用
ニホンのくらしでは、耐震性に優れ、軟弱地盤にも適したベタ基礎を標準採用しています。
面で支えることにより建物荷重を分散して地面に伝えることができるので耐震性に優れています。
さらに基礎外周部の立ち上り巾を、一般的には120mmのところを150mm、底盤厚さについても、一般的には150mmのところを180mmとして、全体的に強固な仕様としています。
剛性に優れた床構造
ニホンのくらしでは、土台・大引と構造用合板を一体化させることで剛性を高める、根太レス工法を採用しています。
地震や台風時に加わる大きな外力に対しても変形が起こりにくい構造を実現しています。
床を支える束には、防錆処理を施した鋼製束を採用。一般的な木製束やプラスチック束に比べて劣化が少なく、経年による大引きの乾燥収縮が原因で起こる、床鳴りにも対応可能です。


防湿フィルム
地面からの湿気を遮ります。

基礎配筋

基礎コンクリート打設後
地盤調査・地盤改良工事
ニホンのくらしでは、全棟に「スウェーデン式サウンディング調査」または「表面波探査法」による地耐力調査を実施し、必要に応じて最適な改良工事を行います。
地盤調査
スウェーデン式サウンディング調査
先端にスクリューポイントを取り付け、荷重を掛けた時点で静止状態による沈み込み(自沈)を調べます。沈み込みが無ければロッドを回転させ、25cm貫入するのに半回転(180度)で何回、回転したかを測定します。
自沈状況と回転量で地盤の支持力を評価する方法です。
表面波探査法
地面を揺らして、その“揺れ”の伝わる速さにより、地盤の硬軟を測定します。データの変化から、地層の境界を判別し、各層ごとの支持力や沈下特性の計算を行います。
地盤改良工事
表層改良工法
軟弱地盤を一定の深さ削り取り、セメント系固化材を散布して、混合撹拌・整正・転圧を行う工法です。
柱状改良工法
軟弱地盤を掘削・撹拌し固化材と地盤を攪拌混合することで地中に柱状の改良体をつくる工法です。
鋼管工法
小口径鋼管杭を使用し、支持層まで回転貫入する工法です。

通気工法
ニホンのくらしでは、外壁・小屋裏・基礎の建物全体で均一に換気を行う全周換気技術により、安定した湿度環境を実現しています。
外壁は通気層を設けた二重構造とし、暖まると上昇する空気の性質を利用し換気を行う外壁通気工法を採用。さらには、軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内に侵入した湿気や小屋裏の熱気をスムーズに排出し、建物の内部結露を防ぎます。また、基礎の立ち上がり高さ400㎜を確保し、換気をスムーズにするとともに、底盤厚さ180㎜のベタ基礎仕様により、地中から上がってくる湿気と害虫の侵入を防ぎます。

劣化対策等級3を標準設計仕様としています。
住宅性能表示制度による、建物の構造躯体に用いられる木材のシロアリ対策など、住宅を長持ちさせるための対策の程度を示します。
- 3
- 構造躯体が3世代(75年~90年)もつ程度の対策が講じられている
- 2
- 構造躯体が2世代(50年~60年)もつ程度の対策が講じられている
- 1
- 建築基準法に定める対策 = 構造躯体が25年~30年もつ程度の対策が講じられている