住まいづくりブログ
2020/07/17
家づくりにかかるお金の話 その④
投稿者:株式会社ウッドフレンズ/二ホンのくらし
みなさま、こんにちは!
住まいに関するいろんな情報をお伝えする、ニホンのくらし・住まいづくりブログ編集部です。
今回は、住まいづくりを考える時、みなさま気になる住宅ローンについてのお話しです。
よく質問として尋ねられるトピックを、3つ取り上げたいと思います。
■フラット35
長期固定金利の住宅ローンの中では、もはや定番とも言える住宅ローンです。
昨今は、変動金利型の商品が低金利の影響で人気となっており、当初の返済負担が軽くなるため多くの方が利用していますが、一方で、将来の金利上昇に対する不安もあり、ずっと返済額が変わらないという安心感でフラット35を選ぶという方も多いです。
通常の銀行ローンの場合は、転職して間もない方や自営業の方などの場合、サラリーマンの方に比べて審査が厳しくなるなどの傾向があり、利用しにくい現状がありますが、フラット35は審査の基準が通常の銀行ローンと違い、利用しやすくなっているため人気があります。
フラット35は、原則として前年の年収が基準をクリアしていれば借り入れ可能となっているので、転職して間もない方や自営業の方でも比較的借りやすくなっています。
<フラット35の特徴>
・最長35年間、金利が固定
・建築工事費や物件購入価格の1割以上の頭金が用意できると、低い金利が適用される
・保証料と繰り上げ返済手数料が無料(インターネットで繰り上げ返済額10万円以上の時)
また、長期優良住宅認定を取得した住宅であれば、「フラット35S」という、より低い金利が適用される商品もあり、良質な住まいを計画すると、さらに有利になるという仕組みとなっています。
■住宅ローンの金利
住宅ローンの金利には、大きく分けて3つの種類があり、それぞれの特徴をまとめると、以下のとおりとなります。
・変動金利型:金利の変動によって、将来、返済額が増えるリスクがある
・全期間固定金利型:金利が高い場合が多いが、完済まで返済額が同じで、返済計画が立てやすい
・固定期間選択型:当初の一定期間を固定金利となります。その後、改めて変動金利や固定金利を選ぶという仕組みとなっています。
フラット35の章でも触れましたが、現在人気があるのは変動金利型です。
将来の金利リスクよりも、当面の支払い額をなるべく少なくし、負担を軽くする、または元金を早めに減らすことが出来ます。
一方、全期間固定金利型は、少々金利は高めになりますが、安心を買う事が出来ます。
固定金利選択型は、上の2つの良いところを併せ持ったタイプといえます。
上記の特徴を理解の上、一番しっくり理解できるタイプを選ぶとよいでしょう!
ニホンのくらし
■今後金利はどうなる?
住宅ローン金利は、現在も最低水準といえる状況が続いています。
日銀がマイナス金利政策を導入していること、金融機関による住宅ローン金利の引下げ競争が激化していることが背景にあると思われます。
金利の状況は国の経済状況に大きく左右されるので、断定的なことは言えませんが、経済を大きく揺るがすような事がない限り、しばらくこの状態が続いていくと言われています。
多くの方が、このような事について質問されます。
WEBサイトで調べれば、色々な回答が出てくるため、逆に分からなくなってしまうのでは、無いでしょうか?
資金計画以外にも色々検討する事があるため、常に「自分たちにとってのベストな選択とは?」という観点で考えることは、なかなか難しいですよね!
既に新築、あるいは購入を経験した人に聞いたり、親族に聞いたりと、信用できる人を見つけて意見を聞いてみたりすると思いますが、やはり、プロとしての提案と客観的なアドバイスという点では、信用できる担当者を見つけるという事が一番の近道です。
特に、お金の話をあいまいにしない、というのは重要な視点だと思いますので、是非メーカー選定の際の参考にしてみてはいかがでしょうか?